なぜ難しいと感じたのか?
ざっとこんな感じです。
- 界隈では初心者向けの印象が強いが、そんな事はない
- プラグインが豊富な故に選定は割と難しい
- WordPressに関する情報はGoogle検索でヒットした記事の信頼性が薄い(個人の見解ですが、今ならChatGPTに聞いた方が良かったり)
- WordPressで用意されているファイルを修正する記事も散見しており、これに罠がある事を書かれていない記事が多数を占めている(例えばプラグインの内容を書き換えてもプラグイン更新をするとその修正は無かったことになる)
- フレームワークとして考えると直感的ではない
- 運用保守の観点で言うとプラグインのコードリーディングを出来ないとツラい場面が多い
- カスタムのテーマを作成していると難易度が増す
どんな問題があったのか
色々とありましたが、実例としてはAdvanced Custom Field(以降ACF)のプラグイン更新時に問題が発生しました。
ACFのregister_field_group
を使用する処理があったのですが、プラグインを更新した際にtitle
へ日本語を使用すると空文字になってしまうという事象が発生しました。
調査した結果、ACFのリリースノートを確認すると5.11.2以降のVersionで発生していたのがわかりました。今までは問題なく動作していましたが、ACFだけでなくプラグイン更新時には特定のVersionで何かしらの問題が発生したりします。リリースノートを追うと修正の意図がわからなかったので「何故だろう?」くらいのラフな感じで以下にissuesをたてました。幸い中の人が迅速に対応してくれたので物凄く助かりました。
結局何が言いたいのか
WordPressは場合によっては単純でないということ。自前で作成するより、既に作成されているプラグインを利用した方がもちろん良いのですが、プラグインと付き合うためのTIPSはそこまで落ちてない印象が僕の中では大きかったです。これからWordPressでカスタムして行くぞー!という方向けへの警鐘です(頑張ろ、と言いたい)。利用しているプラグインのコードを読んで適切な処置をしましょうという自戒も込め、使うからには何かしらの痛みを伴う事は覚えていただけると幸いでございます。割とコアな部分に差し掛かってきたなら僕的には以下の書籍は結構おすすめです。