背景
業務でAzureを使ってはいるもの基礎があるかどうかは良くわからないという感じでした。受けてみようかなぁ...という想いはあったので「来週時間出来たな...せや!資格取得や!」というノリで申し込みました。
実際に受験してみた結果どうだったのかという体験記となります。
Microsoft Azure Fundamentalsとは
Microsoftの認定資格の1つとなります。AZ-900と言うとこの資格を指します。
Exam AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals - Learn | Microsoft Docsdocs.microsoft.com
では,どんな知識が必要なの?というところですが,公式を見ると以下のとおりです。
Azure Fundamentals 試験は、クラウドの概念、 Azure サービス、 Azure ワークロード、 Azure のセキュリティとプライバシー、 Azure の価格とサポートに関する知識を証明する機会です。受験者は、ネットワーキング、ストレージ、コンピューティング、アプリケーション サポート、アプリケーション開発の概念を含む一般的なテクノロジの概念に精通している必要があります。
ふむふむ...この資格を持っていることでAzureの基礎知識を有している事の証明が出来るということですね。 ロールベースを見ても初級の認定資格となっているので気は少し楽です。とはいえ,よほどの自信がない限りノー勉で臨むというのは無謀かもしれません。
準備期間
受験へ向けた勉強期間はきっちり1週間と決めて臨みました。
ベンダー資格を受けるのは初めてだったのと,常に子供と2人きりステータスなので育児の折り合いも含めると,もっと緩い線を引いた方が精神的には良かったです。
何をしたか
- Microsoft LearnのAzureの基礎を完了させる
- テキスト&問題集を周回する
- 正答率が低い所の知識補填をする
この流れで勉強を進めていきました。
1〜2日目(土〜日)
まず「ここは良くわからん...」という部分はメモりつつMicrosoft LearnでAzureの基礎を完了させました。
もちろん理解が薄い所もありましたが,まずは全体像の把握をして後述の問題集を解いて苦手部分を埋めようと考えてました。あまりに躓きが多く,毎度調べてネットの海へ潜ると本質から逸れていくので,躓きががあっても一度は通した方が圧倒的に良いです。
3日目〜6日目(月〜木)
Microsoft Learnを始めたタイミングでこちらのテキスト&問題集を購入しておいたので,この期間中は出来るだけ周回するようにしました。
問題に慣れるというところと,Microsoft Learnで行った基礎の復習も出来たので購入して大正解でした。 周回すると正答率の良し悪しの切り分けが出来るので,頭に入っていない箇所が洗い出せます。
7日目(金)
私の場合セキュリティ,プライバシー,コンプライアンス部分の正答率が特に悪かったので,Microsoft LearnのAzureの基礎と問題集で該当箇所の復習をしました。ただ,この日に直前になって別ページ(改訂された?)を見つけて「もしかして参照しているところ違う?」と不安にかられましたが,「大丈夫!イケる!」と脳内汚染して早めに寝ました。
受験当日
前日(7日目)と同じく正答率があまり良くない部分だけ見直して臨みました。なので受験当日はほぼ何もしていないに等しい感じですね。
実際の問題についてはNDAもあるので詳細を事細かく書くことは出来ませんが,購入した問題集と類似した問題も多かったです。
30分ほどで全問完了できたものの,「え?この問題に該当する資料ってどこにも無かったよね?」というのもあったので「落ちそうだなぁ…」という感触でした。問題によってはあとで問題を見直すなど選択出来るのですが,潔くポチッと終了させてしまいました。
合格基準の点は700/1000なのですが,結果は...
780とギリギリでした...あぶねぇ...
すぐに結果がわかるのは知っていたので相当ドキドキしましたが,結果が良いモノだとやはり嬉しいですね。
合格後はMicrosoft認定ダッシュボードにて認定証の閲覧や認証バッジなどがダウンロード出来ます。
また,受験完了後に知りましたがMicrosoftがMicrosoft Azure Virtual Training Dayという無料トレーニングを頻繁に行ってくれているので,こちらに参加するのも有効だと思います。
まとめ
座学が本当に苦手な私でも期限縛りを科すことでギリギリ合格することが出来ました。
初級レベルと言うだけあり合格への敷居は低いという印象です。履歴書に自信を持ってかける資格ではないかもしれないですが,Azureに足を踏み入れる方は基礎学習という点でこの資格を入り口として良いのではないでしょうか。これを機に次はAzure Developer Associateを目指します。